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インバウンド消費の品目変化を、生活者の買い物目線で読み解く

執筆:注目トピック編集部1/2ページ

インバウンド消費の品目変化を、生活者の買い物目線で読み解く

数字より先に、売場の置き方が変わる

インバウンド消費の変化は、統計を読む前から街の店でうっすら感じることがある。

駅ナカの菓子売場で箱入り商品が通路側に寄る。

ドラッグストアの入口に、英語や中国語などを交えたPOPが増える。

百貨店では免税カウンターの案内が、エスカレーター近くやフロアの目立つ場所に出ている。

大きな模様替えではない。

けれど、いつもの買い物をしている人ほど、棚の向きやレジ前の流れが少し違うことに気づきやすい。

もちろん、その印象だけで「この品目が何割伸びた」とは言えない。

今回の前提には、品目別の金額、順位、伸び率といったデータは含まれていない。

実数を確認するには公表統計や各社資料に当たる必要がある。

ここでは数字を補うのではなく、訪日客の買い物が日本の生活者の買い物環境にどう重なるのかを見ていく。

観光土産と普段使いの商品が並んで売れる

訪日客の買い物と聞くと、ブランド品や家電のような高額品を思い浮かべる人もいる。

ただ、店頭で存在感を増しやすいのは、もっと身近な商品だ。

食品、菓子、化粧品、日用品、キャラクター関連商品、地域限定品。

日本の客が普段から手に取るものが、そのまま土産やまとめ買いの対象になる。

見慣れた商品でも、海外から来た人には別の魅力がある。

軽くて持ち帰りやすい。

配りやすい。

使い方を説明しやすい。

包装がきれいで、容量もちょうどよい。

SNSで見た評判や為替の受け止め方も買う理由に加わる。

観光客向けに作られた特別な商品だけでなく、日常の棚に置かれた商品が旅の買い物リストに入ってくる。

免税も、制度としては訪日客向けだが、国内客と完全に切り離されているわけではない。

同じ店舗を使う以上、免税レジの位置、案内表示、在庫の置き方、混みやすい時間帯は共有される。

買っている商品が似ていれば、なおさら売場の使われ方は重なる。

値札より、通路とレジで実感する

インバウンド消費が話題になると、価格への影響を気にする声が出る。

とはいえ、価格は商品や地域、店舗方針によって変わるため、ひとまとめに語りにくい。

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