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スマホ時代のデジタル遺品整理、コクヨのエンディングノートや各社アカウント管理で備える

執筆:注目トピック編集部1/2ページ

スマホ時代のデジタル遺品整理、コクヨのエンディングノートや各社アカウント管理で備える

スマホの中に残る暮らしの手がかり

遺品整理と聞くと、通帳や保険証券、写真、手紙、貴金属を思い浮かべる人は多い。

もちろん今も大切な確認先だが、家族の生活情報は紙の引き出しだけに収まらなくなった。

スマートフォン、パソコン、メール、クラウド写真、SNS、ネット銀行、ポイントサービス、毎月のサブスク。

物が少ない部屋でも、契約や思い出は端末の中と、その先にあるクラウドへ散らばっている。

家族が困りやすいのは、最初の取っかかりが見つからないことだ。

スマホが手元にあっても、ロックを越えられない。

Apple IDやGoogle アカウントに何が結びついているのかも分からない。

連絡先、写真、支払い、通販の履歴、定期課金の有無は、本人にとっては日常でも、周囲からはほとんど見えない情報になっている。

だからデジタル遺品整理は、亡くなった後に突然発生する特殊な作業というより、普段の生活管理の延長で考えたほうがいい。

完璧な一覧を作る必要はない。

家族が探し始められる程度の道しるべがあるだけで、残された人の負担はかなり違ってくる。

エンディングノートに書くのはパスワードだけではない

コクヨのエンディングノートのような市販品は、文具売場や書店で手に取りやすい。

終活セミナーや葬儀社、保険ショップ、金融機関の相談でも、エンディングノートはよく話題に上る。

ただ、最初の一冊を前にして、すべて埋めようとすると続かない。

遺言書のような法的文書を作る感覚ではなく、家族向けの生活メモとして使うほうが現実に合う。

注意したいのは、パスワードそのものを安易に並べて書くことではない点だ。

紙で残す情報は、保管場所や見られる相手をよく考える必要がある。

むしろ先に書きたいのは、スマホの契約先、主に使うメールアドレス、写真の保存先、よく使うネット通販、定期課金がありそうなサービス、電子マネーやポイント、家族に連絡してほしい相手の名前などだ。

NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯契約、Apple ID、Google アカウント、Amazon.co.jpや楽天市場、PayPay、交通系IC。

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